15年間眠っていたカヌーを出動
アウトドアショップにて、カヌーに指をさす息子。
『僕は、コレが欲しいんだ。』と、
絶対買うことも、保管しておくこともできないので、
『コレはあかん!でもさ、でもカヌー遊びに行こう〜。』
となだめ、諦めさせた昨年の夏。
あれから3ヶ月が経ち、STOREのお客様で、『カヌーを置かせてもらえないか。』とリアルタイムすぎる話。
置くことは出来なくもないけれど・・・。
とにかくまずは、貸して欲しい。
交渉したところ、即OK!
その代わり、私たちも連れて行って〜とのことで、カヌーをすることになったのである。
小学生の頃、兵庫県西宮市にあるリゾ鳴尾浜という場所。
公園になるのだろうか。
屋内プール施設があり、屋外では小さな川があり、と言っても人工の川であるが、そこでカヌーをしたことがある。
そんな経験もウン年前の話。
しかもそこは人工の川。
でも今回は本物の川。
少し躊躇しながら、まあ、怖くて出来なければ、BBQキッチン部隊として役に立つことがあれば良し。と思い、いざカヌーへ。
カヌーを積みに、お客様のご自宅へ。
何とも大きなカヌー。
うわ!本物!と言いながら積みにとりかかる。
15年間眠っていたカヌーも、やっとこの日が来たかと、さぞ思っていただろう。
息子も喜び、目的地場へ向かう。
道中、自分はカヌーを積んではいないが、横に振られるんじゃないかと気にしながら運転をする。
カーブ途中で、『あ!積んでない!』と何回も思いながら運転し到着する。
到着すると、川まで100mほど歩く。
ということは、川まで荷物を持って行かなければいけないのである。
カヌー重量約30kg。
大人2人で持っても堪える。
そして、何と言っても、久々のアウトドア・ディキャンプで張り切っていた私たち夫婦の荷物。
2泊するのではないかのノリ。
『絶対しんどい』と誰もが思ったであろう。
皆、爆笑しながら重い荷物を持つ。
荷物を運び終え、カヌー隊・調理隊に分かれ時を過ごす。
カヌー隊と言っても、子どもたちの子守をして下さる部隊。
『孫ができる前に練習!』とこの日に出会った人が話す会話ではないが、遠慮せずに子守を委ねる。
出来上がった料理を一つ一つ堪能しながら、合間にカヌーに乗り、穏やかな時間を過ごした。
子ども達はカレーだけど、大人は外で食べるカレーが美味しい!と知っているのでペロッとなくなった。
外で飲む高尾ビールも最高ですよ。
ホットドックも最高。肉も最高!
SAKAMOTO FARMでとれた椎茸、最高。
豆。
あれ?
食べてない。
ダッチオーブン焼き最高。野菜そのものの甘みが出ていた。
舵をちゃんととれと激怒されるが、交代すると、相方も舵をとれず無言になる。
子どもは落ちなかったが、大人1名川に落ちる。
デザート、ドリップコーヒーまでのフルコース。
自然の中での遊びとご飯。
世代関係なく遊べる時間。
最高であった。
不自由なことにあえて挑むアウトドア。
世が豊かすぎているのかもしれない。
活きて一緒に生きる。